一人でやってる社長の色々ブログ

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2010年10月10日日曜日

佐野元春さんという存在

私にとって、佐野元春さんというミュージシャンの存在はちょっと特別なものがあるのです。
(今回は長文になりそうな予感)

最初に知ったのは高校時代。
昼休みに校内放送で「Rock & Roll Night」という曲が流れた日がありました。
それを、教室で僕の斜め左後ろに座ってた柔道部の小松君が眼を閉じて聴き入っていたのです。

曲はけっこう長い曲で、途中で音が控えめになり、囁くような歌声になるところがあり、
そのあたりで僕が話しかけようとしたら
「ちょと待て!これからいいとこなんだから!」と遮られました。
そう、終盤盛り上がる曲なのです。

「そんなに好きなんだ」と思うと共に、
そこで初めて佐野元春というミュージシャンに興味を持ったのでした。

当時はレンタルレコードの時代。LPなんて少ない小遣いでなかなか買えるもんじゃありません。
それまでに佐野さんは既に3枚のアルバムを出していて、最初に借りたのが「SOMEDAY」。
そう、小松君が陶酔してたあの曲が入ってるヤツです。ついで他の2枚も借りました。

これは聴くほどにハマりましたねぇ。まるで自分の中の心の視界がパーッっと開けていくように。
サウンドのカッコ良さもさることながら、都会で生き、そして悩む若き主人公を描いた歌詞の数々。
その世界に憧れを抱きました。

あぁ思い出した。その頃ちょっと(てかだいぶ?)好きだった1個コ下の女の子も、
やっぱり佐野さんが好きだ、っていうことが後にわかって、けっこう話が盛り上がったっけ。。
(こういうパターンは割とその後そのコとうまく行きそうなもんだけど、
僕の場合は「お兄さんみたいだから」なんて言われて撃沈。あーそうですよフラれましたよ)

フラれ話は置いといて、ここからが僕的に重要なハナシです。
佐野さんの曲で特に好きだった「悲しきレイディオ」という曲の歌詞の中に
ジーン・ヴィンセント、チャック・ベリー、リトル・リチャード、バディ・ホリーと
4人の名前が出てくるところがあり、聴き込んでいくほどに
「この人たちはいったいどういう音楽をやってるんだろう」と思うようになったのです。
同じように「ダウンタウン・ボーイ」という曲にはマーヴィン・ゲイの名も出てきます。
自然に、その人たちの音楽も聴いてみよう、という気持ちになりました。

そうです。今の私の音楽的な趣味をかたちづくる大きな大きなきっかけが、ここだったのです。
上に書いた5人の偉大なミュージシャンを知ることで、50年代からのアメリカのポップスや
ロックンロール、リズム&ブルース、そしてソウルへと、好きな音楽が広がっていったのでした。

佐野元春さんは、私の「原点」なのです。今でも、良く聴きます。これからも応援してます。

え?野球ばっかしてた高校時代はクリクリ坊主でフラれた相手は野球部のマネージャーだろって?
あー、えーそのー何だ。それは何ていうかムニャムニャムニャ…ほっといて下さい。


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