一人でやってる社長の色々ブログ

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2011年11月16日水曜日

由紀さおりさん SAORI YUKI

数日前、歌手の由紀さおりさんが米国のジャズ・オーケストラとのコラボレーションで発表したカバー・アルバムの大ヒットのニュースを知りました。ブルーライト・ヨコハマや、ご自身の1969年のヒット曲「夜明けのスキャット」も収録されています。

今日の時点で検索して出てきたニュースの一つはこちら。


すごい、というか嬉しいのです。
「歌が上手な歌手」(よく見れば変な表現だ)が大好きな僕は、
数年前から由紀さんの歌声の素晴らしさを個人的に見直してまして、
特に「夜明けのスキャット」はシングル盤を探して手に入れたほどでした。
数年前に中古で手に入れました

ジャケットは二つ折りになっていて、広げると全身が!
































しかし「夜明けのスキャット」って響きだけでもロマンティックだけれど、
結構セクシュアルな題名だよなぁ。
スキャットって言えばスキャットだよなぁあれは(何を言ってる)。
それにしても今でもそうですが、歌声のきれいな事!
白く透き通ったシルクのようです。
サウンドは60年代の歌謡曲です。文字通り。
何が文字通りかって言うと、エコー感というか、響きに僕はその時代を感じるんですよね。
これはレコーディング・エンジニアの方か音楽関連のお仕事をされている方だったらわかるのかも知れませんが、何なんですかね。あの時代特有のエコー感というのは。
あの場末のスナックのドアの向こうから漏れてくるエコーのようにただ響くだけではなく、
渋みや艶があるというか、金属で言えば少し年月を経た真鍮のような品格がある響き。
当時の録音機材の特性なのかな。
ちょっと知り合いにその筋の人がいるので機会があったら聞いてみよう。

ところで由紀さおりさんと言えば、
昭和41年生まれの自分とっては土曜夜の8時 だヨ全員集合!に
よくゲスト出演されてたのを覚えています。ショートコントにも出ていて、
当日のゲストのアイドルに対向する年増の女性の役どころで
志村けんとからむ事が多かったような・・。
喋りも上手な印象がありますから、
きっと大いなるプロ根性を持った聡明な女性なのだと思います。

最 後にもう一言。ネットでニュースを見てると、
今回の由紀さおりさんの国際的なヒット、
特に「夜明けのスキャット」が英国で喝采を浴びた事に「今、なぜ?」とか「ヒットの不思議」
とかいうタイトルを付けている物が少なくないですが、
そういうセンスにため息を禁じえません。
いくら時が経とうがいい物はいい、い い歌はいい、いい歌手はいい。
「古いものはダメ」という固定観念を感じますね。

音楽は消費されるものではないと考えています。
時が経つのは自然の摂理だか ら仕方ありませんし、
現代でももちろん新しく素晴らしい音楽があふれています。
でも、時を経た楽曲でも「良いもの」はいつでもどんな時代でも
大きく評価さ れる可能性を帯びているし、そうあるべきだと思っています。
全っ然不思議じゃありませんよ。

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